結崎ひよのセリフ集 - コミックス第2巻
◆第六話『ウォード錠の密室(後編)』
セリフなし
◆第七話『爆弾太平記』
「なっるっみっさ――ん!」
「最新情報です! 野原さんに襲われたまま意識不明だった園部隆司さんが意識を取り戻しそうらしいですよ」
「あ そうだ ねっ鳴海さん 一度ピアノじっくり聴かせてくださいよ
知ってるんですよ―― かつては「天使の指先」 日本ピアノ界を背負って立つとまで言われてたんでしょ」
「…あのー」
「どーして包丁に桐ダンスなんですか?」
「ね―― 聴かせてくださいよー」
「…うう……
ああ…! なんてひどい…
食べるものも食べず尽くして尽くして今日までお役に立ってきたのにこの仕打ち…!」
「(ええ――い くらえ ひよのぱんち!)」
「早く会場の人を避難させてください…
警察にも連絡を忘れないでくださいね(にこ)」
「ま いいじゃないですか 爆弾は解除できるんですから」
「犯人は知恵と勇気があれば解除できると言ってます なら鳴海さんにはできるんです」
「ねぇ 鳴海さん
鳴海さんはどうしてピアノをやめたなんて言うんです?
練習は隠れてやってるし 今でも天才と呼ばれるだけの腕は持ってるじゃないですか」
「…………」
「―鳴海さんはお兄さんのこと嫌いなんですか?」
「本当ですか?」
「それって――」
「さっすが鳴海さん!」
「大丈夫です! 鳴海さんはこんなとこで死ぬ人じゃありません」
「んーっ」
◆第八話『痛む肋骨』
「かめ〜かめ〜
おっきいかめ〜 ちっちゃいかめ〜〜 ちゅうくらいのかめ〜〜
「やあッ ナルミ弟!」「ごきげんナナメだね!」「なぐさめてあげようか?」」
「そんな言い方あんまりです(しゅん)」
「とおっても心配してるんですよ?
亀さんのメッセージを聞いてからずうっとおかしいじゃないですか」
「亀さんに罪はないですよ! ほうらこんなにかわいい♡(えい)」
「…何が引っ掛かるんです?」
「…まあ そうですね
行方不明のお兄さんの影がちらりと見えました よかったじゃないですか」
「そんなの考えてもわかりませんよ どーんと構えてましょ」
「ムッ そんな口の利き方していーんですか?」
「これまで私の情報でどれくらい助かったと思ってるんです?
鳴海さんは私にすんごい借りがあるんじゃないですか?(うふふ)」
「(クス…)これからも私がいないと困るんじゃないですか?」
「園部隆司に関する新情報もあるんですよ?」
「駅前の喫茶店に興味深いパフェがあるんです おごってください♡」
「納豆パンプキンイカスミ苺パフェDXです」
「1回実物を見てみたかったんです♡」
「でも自分のお金じゃもったいないでしょ」
「はい
野原さんを殺そうとして返り討ちにあったっていうのが真相みたいです
園部さんは意識を取り戻したんですけど ろくにしゃべらないうちに錯乱してドクター・ストップ
詳しいところはこれからです」
「鳴海さんはどうして「ブレード・チルドレン」の謎を追ってるんです?」
「ふ――ん… じゃあどうしてお兄さんを捜すんです?」
「…嘘ですね
鳴海さんはよおっく知ってるはずです… お兄さんがどれほど凄い人か…
何が相手でも負ける人じゃない 追っかけなくてもそのうち無事に現れる むしろ追っかけるとお兄さんの邪魔になるかもしれない
……って思ってるんでしょ 心配なんてこれっぽっちもしてません」
「鳴海さんが心配なのは… ………… おねーさんですね」
「全部知ってますよ
清隆お兄さんの結婚相手がまどかおねーさん
つまり… 鳴海さんとおねーさんは血のつながらない義理のきょうだいです」
「………… 鳴海さんはおねーさんが好きなんですね」
「何してるんです?」
「あら――… そんなこと言っていいんですか?(にこ♥)」
「言うこと聞いてくれないとあのことみんなバラしちゃいますよ〜」
「あら 情報源はもっとありますよ
ウフフフフフ」
「お願いしますね♡」
「へあっ」
「………パンツ見ました?」
◆第九話『信じる者の幸福(前編)』
「うわ〜 血だらけですねぇ 気持ち悪いです」
「どうもお邪魔してます♡」
「それはー…
企業秘密です」
「あら」
「そんなことしませんよう!」
「ねっねっ鳴海さん! ハトですよハト!
ほら! こんなに!」
「………鳴海さんてどーしていつも冷たいんです?」
「…あっそう! そーですか!」
「は? 私ですか?」
「そのセリフあそこでぼーっと座ってる人に言ってやってください」
「? ゲーム?」
「へえ おもしろそうですね」
「いりませんよ そんないかがわしいぬいぐるみ あんまりかわいくないですね」
「それで手を打ちましょう」
「(ムム! かたよりがありますね)(ん――――…) んー んー」
「はい! これにします」
「どうしてです?」
「……ううん 残りは4枚ですね…」
「…………
(むぅ) 私ってそんなにわかりやすい性格してます?」
「あっ 鳴海さん」
「まどかおねーさんが見つけた「ブレード・チルドレン」の共通点です
そう呼ばれる子どもたちはなぜか肋骨が1本生後間もなく切除されてるみたいなんです」
「!」
「ていっ」
「…鳴海さん… 今… 私を盾にしましたね…」
「むう!
ひどい! 女の子を盾にするなんて最低です!」
「私にも危険です!
刺されると痛いし! 死んじゃうことだってあ」
「………はい?」
「(うわ〜〜 かっこワルー)」
「すっごくヤバヤバですよ 挑発に乗ることないですよ」
「(爆弾の時はこわがってたくせに今さら強がっても…)」
◆第十話『信じる者の幸福(後編)』
「でもそれじゃこっちが圧倒的に不利じゃないですか! 命のかかった勝負ですよ!?」
「なっ鳴海さ…」
「…………
だっ だいじょうぶです! 鳴海さんは外しません! 爆弾の時みたいに!
4回も質問できるんですよ? トランプの色・マークをしぼりこめるし 数字だってかなりこまかくしぼりこめますよ
それにあの人の心理を読む質問だって考えられますし カードを確認する余裕も作れます
よっぽどついてない限り外すことはありませんよ!」
「鳴海さん! 挑発に乗ったらダメです! 蜂に刺されたらショック死ですよ
1回きりじゃ危なすぎます!」
「初恋がなんだっていうんです! 気にしちゃいけません! のーぷろぶれむ!
新しい恋のほうが素敵ですよ!」
「(はわわ〜) (そんなの罠に決まってるじゃないですか〜〜)
(この人そーやってこっちを混乱させてるんです(ハラハラ))
(いくら運があったってこんなんじゃ…)」
「鳴海さん! 意地はっちゃいけません! 鳴海さん!!」
「あ! 模様が!! 違うトランプのジョーカーです!」
「やったあ 鳴海さん!!」
「鳴海さん! あそこに何か!」
「むちゃくちゃです!!」
「鳴海さんてやっぱりすごい人ですよね」
「さっきのカード当てですよう」
「命懸けの勝負で冷静に推理できるだけですごいのに
その上全然迷いも怖がりもせず その推理に命を預けてピッタリ当てちゃうんですから!
きっといつか鳴海さんはお兄さんを越えられますよ 自信もってください!」
「…へ?」
「まさか まさか…」
「(それはそれですごいですけど) じゃ…じゃあ あの推理はなんだったんです!?」
「………」
「(にっ) あっ鳴海さん スズメバチが後ろに!!」
「…………(にへら)
うふふ♡ 鳴海さんの最大の弱点握っちゃいました(♪)」
◆コミックス第2巻カバー下
「あら鳴海さん お疲れですか?」
[もどる]