結崎ひよのセリフ集 - コミックス第13巻
◆第六十二話『聖なる侵入』
「来てませんよ
てっきり火澄さんと一緒と思ってましたけど?」
「今さら私のご機嫌取るような人じゃありませんよ」
「(ピク)
不愉快です
おせんべあげますからとっとと消えてください」
「…それはどうも
でも余計なお世話ですよ
だいたい鳴海さんは今でこそいっちょまえの感じですけど
もとは私がいないとすぐ泣きべそかいて逃げちゃってた人ですから
今度もやっぱり私がいてあげないと」
「それより火澄さんこそ 鳴海さんをどうしようとしてるんです?
あの人に何を見せようとしてるんです?」
「はは――…
それはまた雰囲気だけは大変そうですね
けど鳴海さんは負けませんよ」
「――いいえ
鳴海さんが自分は勝てると信じてないからです
それでも負けるもんかとどこまでも意地を張る気でいるんです
これはこわいですよ
どん底でもうつむかない覚悟をした人なんて―― いったいどうすれば倒せるんでしょうね」
「…しかし 鳴海さん どこ行ったんでしょうか
まーた新しい女の子にちょっかい出してるんじゃないでしょうね」
「けっこうです」
「ははあ それはおっそろしいですね」
「それはどうでしょう
つかんだのが怪物と知ってれば 手なずける方法も考えられますよ?」
◆第六十三話『翼のざわめき』
「あああああああ
なっなっ 鳴海さんがキリエさんといちゃついてます!
その体勢からどう展開する気ですか!?」
「不潔です! 不潔です!!」
「きっと鳴海さんの好みに合わそうとしてるんですよ!
ずるいです 不覚悟ですっ」
「ダメですダメです!
鳴海さんのバッチリタイプです! 大人の魅力に負けてしまいます!!」
「ああっ 鳴海さんが大人のお城へ連れ込まれます!
追いかけましょう!」
「!」
「……………」
「…………」
◆第六十四話『たおやかな狂える手に』
「最近クラスの女の子はべらせてしか弾いてなかったのに
ひとりでどうしたんです?
さてはさらに人気を集めるための秘密練習ですか?」
「うあ―― それなんですけどね〜〜
いろいろリストアップしてはいるんですが どれも決定的な破壊力に欠けるっていうか… むむむ…」
「え―― じゃあ鼻から讃岐うどんを…」
「うーん どうしましょうかね…」
「? 何か言いました?」
◆第六十五話『ゼロ時間へ』
登場なし
◆第六十六話『失われた世界』
「…今日お誘いがあったと思えば
(はぁ) 冷蔵庫の残り物整理のためですか」
「いえ たまには色っぽい展開にならないかなーと」
「(…なんだか本気でむかつきますね)」
「…それにしても
火澄さん 帰ってきませんね」
「はい 鳴海…
あ キリエさんですか
…はい はぁ ………はい?」
「なっ 鳴海さん!」
「カ… カノンさんが 火澄さんに殺されたって…」
「……それは… 鳴海さんが火澄さんを殺すってことですか?」
「な… 鳴海さん」
「今晩 私 鳴海さんちに泊まりましょうか…?」
「その… ほら
こういう時ひとりでいるとどんどん後ろ向きに進んじゃいません?」
「…………」
「まるで変化ないですね」
「鳴海さんです
私の予想ではこう… もっとへしょげてるかと思ったんですが」
「ひねくれて落ち込んでいる状態です
それにつけ込んで あれこれ恩を売ってやろうと企んでたんですけど」
「えほっ げほっ げほ
(や… やっぱり変化ある?)」
◆コミックス第13巻カバー下
登場なし
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